※本記事は2017年6月時点の内容です。
当時、育休明けの職場復帰から2か月たち、大自然に癒されたいという思いで屋久島旅行を決行(筆者は屋久島2回目)。トレッキング時は、息子は地元の保育園の一時預かりを利用しました。
旅の概要
移動手段: 屋久島空港までは飛行機。島内はレンタカー。
宿泊先: Airbnbの一軒家貸し
訪れたスポット: 屋久杉ランド、白谷雲水峡、いなか浜、西部林道
旅のメンバー: 息子(1歳半)、パパ、ママ
旅の詳細(3泊4日)
1日目 東京⇒屋久島 &保育園面談
7:00 羽田空港から屋久島空港へ出発(鹿児島経由)
早朝に東京を出発し、羽田~鹿児島行きの便に搭乗(約2時間)。息子は、持ち込んだおもちゃ(主にトミカ)やシールブックで鹿児島到着までおとなしくしてくれました。
鹿児島から屋久島への移動は小型飛行機。当日、天候不良で欠航の可能性もアナウンスされていたけれど、無事に飛んでくれました。
10:30 屋久島空港に到着
空港から予約していたレンタカー会社へ直行。屋久島では島内移動にレンタカーは必須です。(特に子連れ)
11:30 ランチ@屋久島観光センター
屋久島観光センターは、島内でも栄えている宮之浦地区にあり、1階が土産物、2階がレストランになってる建物。団体客も利用する場所なので、レストランは広々としてゆったりランチができました。
13:00 一時預かり保育園の事前面談
地元の保育園(マンマハウス)へ。利用するのは2日後ですが、事前に確認したところ、面談必須とのことで立ち寄りました。 (アレルギーの有無や保育園に通っているか等の確認のため)マンマハウスは白谷雲水峡のへ続く道中にあり、とても便利な場所にあります。しかし、細い道を入るので、車で見落としそうになりましたが、なんとか見つけられました。
15:30 宿泊先のAirBnbへチェックイン
今回の宿泊先は家族でゆっくり過ごすため、AirBnbで予約した一軒家にしました。オーナーさんが隣に住んでいるので何かあっても安心。Airbnbへ向かう途中、地元のスーパーにて必要なものを買い出し。島には大型のドラックストアもあり、ほとんどの日用品が島で揃います。
18:00 ディナー@八重岳食堂
夕食は、八重岳食堂さんへ。子連れにありがたいお座敷で、どの料理も美味しく、とても満足できました!夕食後はAirBnbに戻り、家族でお風呂に入った後、就寝。
2日目 屋久杉ランド&大川の滝 散策
9:00 屋久杉ランドで散策
この日は6時に起床。宿でスーパーで買った朝食を食べて、屋久杉ランドへ向かう。
1歳半の子供がどれだけ歩けるか心配だったので、向かう途中、近くのレンタルショップにて、登山用のベビーキャリアをレンタル。屋久杉ランドは、子供でも歩きやすいよう道が整備されていて、手軽に屋久島の自然に触れられる場所。結局、うちの息子は1時間半の道のりを気分良く自分で歩いてくれました。(ベビーキャリア使わず)
屋久杉ランドという軽い名前とは裏腹に、かなりワイルドな巨木が生い茂り、大自然を満喫できる場所でした。
11:30 ランチ@散歩亭
屋久杉ランドの後、ランチはピザが食べたいという旦那のリクエストで、散歩亭へ。小上がりのお座敷席がちょうど空いていて、川沿いの素敵な席で頂きました。テーブルが屋久杉の1枚板で素敵!お料理も美味しかった!夜のバータイムもとっても良さそうでした。
13:00 大川の滝(おおごのたき)
大川の滝は、絶対にまた絶対来たいと思っていたところ。私の中で一番のおススメスポット。滝の近くまで行くことができ、ストレスもふっとぶ壮大さ。マイナスイオンが満ちている場所。旦那も、滞在中にまた来たいと絶賛でした。息子は抱っこ紐でスヤスヤ寝ておりました。
16:00 Airbnbに戻る
18:00 ディナー@八重岳食堂
20:00 部屋で島ならではの嵐を鑑賞
この夜、大きな嵐が屋久島を直撃。Airbnbが海沿いにあったため、海から来る嵐の様子を鮮明に見ることができました。東京とは違う雷⚡の迫力に雷好きの旦那は大興奮!翌日のトレッキングを心配しつつも、大自然のショーを楽しみました。雷の爆音の中でも、息子はスヤスヤ眠っておりました。
3日目 白谷雲水峡トレッキング&屋久島1周
6:00 Airbnbを出発して保育園へ向かう
宿近くのお弁当屋さんで、予約していた大人2人分のお弁当をピックアック。(屋久島トレッキングは早朝から始まるので、島のお弁当屋さんは朝早くから開店している。)
途中、昨日の嵐で、各種登山道が閉鎖されているとの町内アナウンスがあり。入山できるか不安だったが、地元の方が「朝がだめでも、その後開くこともある」と聞いていたので、ひとまず向かうことに。保育園への道中、車酔いしやすい息子は何回も吐いていたため、途中で休憩しながら向かう。
7:00 保育園(マンマハウス)へ到着
この日は、通常保育の地元の保育園児もたくさんいて、息子を温かく迎え入れてくれました。
息子はまだ1歳半なので、状況がよくわかっていない様子。(大丈夫だろうか、、)
8:00 白谷雲水峡の入口へ到着。トレッキングスタート!
保育園から10分ほどで白谷雲水峡の入り口に到着。この時は既に入山規制も解除されていて、無事にトレッキング開始!太鼓岩までを目指してGO!
白谷雲水峡では、初めベビーキャリアを背負って息子も連れて行こうと考えていましたが、入り口付近の巨石を超えていく時点、子供は連れてこなくて正解だったと実感。傾斜がきつく、登山慣れしていない人が子供を背負っていくはとても危険な道でした。その後の道も足場が悪く保育園に預けてきて、本当によかったと思いました。
11:30 ランチ@登山道
本当は太鼓岩でランチを食べたいところですが、岩には多くの登山客がいて、ゆっくりできないので、直前の広場にあるベンチでランチにしました。この笹弁当を山で食べるのが夢でした~♪もちろん、味もすっごく美味しい!
12:30 太鼓岩への登山道スタート
ここから太鼓岩までのルートは、ほとんど獣道。傾斜のきつい道を木につかまりながらよじ登っていくイメージ。屋久島は、中国?台湾人?観光客にも人気があるらしく、登山道で中国語を話す方たちと多くすれ違った。中でも、推定70歳くらいのお爺ちゃんがサルのようなスピードで登山をしていくのにはびっくり!若者を軽々追い越していく姿は仙人のようでした。
13:00 太鼓岩へ到着
目的地の太鼓岩に到着!運動不足の私たちには、かなりきつい登山道でしたが、太鼓岩で開けた絶景を見たら、疲れも吹き飛んだ!ここに来ると、改めて屋久島は神秘の島だなと感じる場所。
太鼓岩で休憩といきたいところですが、5人くらいのスペースがないので、景色を堪能したら、次の登山者に場所を譲るため、さっさと下山しなければなりません。 その後は、元来た登山道を写真をとりながらゆっくりと下山。
15:00 保育園で息子をピックアップ
下山して早速マンマハウスへ向かう。玄関に入ってすぐ、息子は私たちの顔を見つけると、一目散に自分の荷物を入り口まで運び出し、帰る準備を始めました。状況がわからないまま、急にいなくなって、きっと寂しかったんだろう。でも、保育園が作成してくれた1日の様子が書かれたカードを見ると、泣いていたのは朝だけで、後はお友達と仲良く過ごしてくれていたようでした。一安心。
15:30 永田いなか浜で休憩
夕食までは時間があったので、永田いなか浜へ。ウミガメも産卵するこの浜は白い砂が続く場所。ここで息子と少し遊びました。山と海の両方が楽しめるのは屋久島の魅力!
16:30 西部林道を通ってみる
いなか浜の後は、西部林道を通って宿に戻る屋久島1周ルート。西部林道は、車道とはいえ、国立公園の敷地内にあるので野生の猿や鹿が道の真ん中でゴロゴロしている。蛇行する道が続くので、車酔い注意! 車酔いしやすい私は案の定、西部林道を抜ける頃には廃人になっていました。そして、この日は私が夕食を食べに行く元気がなく、息子と旦那は、AirBnbのオーナーさんに夕飯を分けてもらいました。
4日目 屋久島⇒東京
この日は大雨。本当に、雨の多い屋久島の旅は運次第だね。島特有の激しい雨を受けながら、朝から空港へ向かう。レンタカー会社に到着し、空港へ送ってもらい、無事に鹿児島行きの飛行機へ搭乗できました。
屋久島で子連れにおススメの宿
今回の旅行、子連れの宿泊先をAirbnbにしたのは少し失敗だったかなと思っています。理由としては毎回の食事処の確保が大変だったから。短期間の滞在で島の食材を楽しむのであれば、食事つきが楽と実感。
そこで、次回泊まりたい2食つきの宿をピックアップしました!小さい子連れだと、雨の日も飽きちゃうのでなるべく大型のホテルがよいかなと考えました。
屋久島温泉 JRホテル屋久島 <屋久島>
JRが経営する安心の大型ホテル。ライブラリールーム、大浴場、コインランドリーなどの設備が整っています。客室はオーシャンビューもあり、小高い場所に建つために景色は最高。ユニバーサルルームという子連れや高齢者に配慮したお部屋もあります。登山用に朝食や昼食にお弁当を依頼するサービスもあります。
屋久島いわさきホテル <屋久島>
広い敷地内に、屋内プール、大浴場、フィットネスジム、ゲームセンター、カラオケ等など、至れり尽くせりの設備が整った宿。また、広大な庭にはリンゴ園がポンカン園もあり、庭をお散歩するだけも楽しそう。お庭が広すぎるため、ランドカーや電動自転車のレンタルサービスもあります(このサービスでどれだけ広いかわかるよね)。天候に左右される屋久島の旅、屋内プールがあるのはありがたい。
sankara hotel&spa 屋久島 <屋久島>
まるでアジアのリゾートに来たようなホテル。こちらでは、部屋付きのバトラーサービスがあり、いつでも相談できるのも子連れに嬉しいポイント。子連れで海外は不安、でも、海外のような雰囲気でゆっくりしたい!という時におススメ。
THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN & FOREST(旧 シーサイドホテル屋久島)
宮之浦港から200mの距離に位置するホテル。宮之浦は島内でも一番栄えている地区なので、レンタカーを利用しない場合などは非常に便利な立地。ホテル自体も広く、洋室、和室、大浴場もある。
屋久島の小話
これは、以前訪問した際に聞いた話ですが、興味深かったので紹介します。
屋久島には愛子岳という名前の山があります。この名称の由来の一つとして、その昔、愛子さんという女性がこの山の川で洗濯をしていた時、「鼻の長いサル」が現れて彼女さらっていったためという説があります。
この鼻の長いサル、私は当時の西洋人だったのかなと思いました。おそらく、日本の歴史として西洋人が登場する前の話だとは思いますが、屋久島は立地的にも他国からの貿易船などが遭難などをして漂着する可能性は十分にあったと思います。何かしらの理由で屋久島に上陸した西洋人が彼女を気に入り、連れて行ったのでは、、、
屋久島には他にも興味深い民話がいくつかあるので、民話をめぐってゆかりの地に行くのも楽しいかもしれません。